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捨てて後悔したもの、残して良かったもの断捨離あるある「なんで捨てたんだろ…」あなたは大丈夫?

「捨てたらマジ後悔した…」って経験、ありませんか?

私も断捨離にハマっていた時期があって、勢いで捨てたものを今でも探している時があります(笑)。
逆に「これは残しておいて本当に良かった〜!」と思えるものも、きっとあるはずです。

片付けって本当に難しいですよね。
捨てるか迷う時は「本当に必要?」と自問自答しますが、意外と後になって「あ、アレやっぱり必要だった…」と気づくことも。

特に思い出の品や、なかなか手に入らないものは要注意です。

今回は実体験や専門家の意見をもとに、捨てて後悔したものと残して正解だったものを具体的にご紹介します。
これから断捨離を始める方も、すでに片付け上手な方も、ぜひ参考にしてみてください。
みなさんの「捨てる or 残す」の判断基準が、もっと確かなものになりますように!

捨てて後悔しがちなものリスト

「必要なものだけを残す」という考え方は素晴らしいですが、勢いで捨ててしまい「あれがあれば…」と悔やむケースは少なくありません。
多くの人が後悔したアイテムを、カテゴリ別に見ていきましょう。

思い出の品(写真・手紙・子どもの作品など)

捨てて後悔したものとして、最も多く声が挙がるのが思い出の品です。
特に、デジタル化していない古い写真や手書きの手紙は、一度捨てると二度と戻ってきません。

子どもの頃の作品や成長記録、大切な人からのメッセージなどは、捨てた後に突然、懐かしさがこみ上げてくるもの。
現物の持つ温かみは、何にも代えがたい価値があります。

書籍や趣味のコレクション

「電子書籍があるから」「もうやらないから」と手放してしまいがちなのが、本や趣味のアイテムです。

  • 本や漫画のコレクション
    「また買えばいい」と思って手放した本が、絶版や限定版で入手困難になるケースは珍しくありません。後から探し回る羽目になることも。
  • 趣味の道具一式
    一度は熱が冷めた楽器、カメラ、釣り道具など。数年後に再び始めたくなり、高品質な道具を買い直すことになって後悔する人が非常に多いです。

衣類やファッションアイテム

クローゼットをスッキリさせるための衣類整理も、慎重に行う必要があります。

  • 着物や帯
    着る機会がないからと処分したものの、結婚式など特別な機会に必要になり、高額なレンタルや購入費用がかかって後悔するケースが目立ちます。
  • サイズが合わなくなった高品質な服
    「痩せたら着よう」と思っていたブランド物のコートやスーツ。断捨離後に体型が戻り、着る機会が訪れるという皮肉な話もよく聞かれます。

その他(書類・壊れた家電など)

実用的なアイテムも、捨てる前によく考えることが大切です。

  • 古い書類・レシート類
    確定申告や製品保証、各種手続きで必要になることがあります。最低でも5年程度は保管しておくのが無難です。
  • 少し壊れただけの家電
    簡単な修理でまだまだ使えるものを「買い替えのチャンス」とばかりに捨ててしまうと、結果的に無駄な出費につながる可能性があります。

プロが語る!残しておいて本当に良かったもの

一方で、「これは残しておいて大正解だった」と満足度の高いアイテムもたくさんあります。
多くの専門家が「手放すべきではない」と口を揃える名品を見ていきましょう。

長く使える高品質な日用品・家電

「安いものを買い替え続けるより、結果的にコスパが良かった」という声が圧倒的に多いのが、品質の高い日用品や家電です。

信頼できるメーカーの調理器具や掃除機、包丁などは、適切な手入れをすれば10年以上使えることも珍しくありません。
日々の生活の質を高めてくれるアイテムは、大切に使い続ける価値があります。

価値が下がりにくい資産的なもの

質の良いものは、長く使えるだけでなく、資産としての価値を持つことがあります。

  • 本革のバッグや財布
    良質な革製品は使い込むほどに味わいが増し、長く愛用できます。人気のブランド品などは、時代を超えて価値が維持されることもあります。
  • 祖父母や親から受け継いだ品
    価値がわからずに手放した骨董品や家具が、実は高価だった、あるいは家族の歴史を語る重要な品だったと後から気づくケースも。
    すぐ使う予定がなくても、その価値を一度調べてみることをおすすめします。

健康や自己投資につながるもの

自身の健康やスキルアップに直結するアイテムへの投資は、満足度が非常に高い傾向にあります。

  • 高品質な寝具
    良質なマットレスや羽毛布団は、毎日の睡眠の質を左右し、健康を支える基盤となります。「これだけはこだわって良かった」という声が非常に多いアイテムです。
  • 専門書や資料
    キャリアチェンジや転職、学び直しなど、将来的に再び必要となる可能性があります。特に書き込みをした参考書などは、自分だけの貴重な財産です。

後悔しないための「捨てる・残す」判断基準

では、後悔しないためには、どのような基準で判断すれば良いのでしょうか。
片付けのプロが実践している、シンプルな方法をご紹介します。

迷ったときの判断基準3つ

捨てるか残すか迷ったときは、以下の3つの視点で考えてみましょう。

  • 実用性:今、そして近い将来、それを使う具体的な場面があるか?
  • 感情的価値:それを見ると、ポジティブな気持ち(ときめき、安心感)になるか?
  • 代替可能性:もし捨てた後で必要になった場合、すぐに代わりが手に入るか?

この3つの問いに「No」が続くようであれば、手放すことを検討しても良いかもしれません。

「一時保管ボックス」の活用

どうしても判断がつかないものは、「保留ボックス」を作って一時的に保管する方法が非常に効果的です。

段ボールなどに「保留」と書き、迷っているものをまとめて入れておきます。
そして、半年から1年ほどの期間を設定し、その間に一度も箱を開けなかったものであれば、自分にとっては不要なものだと判断しやすくなります。
このワンクッションを置くことで、感情的な勢いで捨ててしまう失敗を大きく減らすことができます。

手放す前に行いたいこと

特に思い出の品や二度と手に入らないものは、手放す前にひと手間加えることで後悔を防げます。

デジタルアーカイブ化は非常に有効な手段です。
写真や手紙、子どもの作品などをスキャナーやスマートフォンのカメラで撮影し、データとして保存しておくのです。
これにより、物理的なスペースを確保しつつ、大切な思い出を目に見える形で残しておくことができます。

断捨離は、後悔を生み出すために行うものではありません。
自分にとって本当に大切なものを見極め、より快適な生活を手に入れるための手段です。
このリストを参考に、ご自身の心と向き合いながら、納得のいく片付けを進めてください。

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