台所からはじめるSDGs！食材を無駄にしない料理テクニック

SDGs

みなさん、こんにちは！

今回は「台所からはじめるSDGs！食材を無駄にしない料理テクニック」というテーマでお話しします。

毎日の料理で「あ、この野菜の端っこ捨てちゃった…」「賞味期限切れで食材を捨てることになった…」という経験はありませんか？

実はそんな日常の小さな「もったいない」が積み重なると、年間で驚くほどの食品ロスになっているんです。

日本では年間約600万トンもの食品ロスが発生しており、その約半分は家庭から出ていると言われています。これは、世界中で食料援助されている量の約2倍にもなるのです。

でも、安心してください。ちょっとした工夫で、家計にも地球にも優しい料理ライフを送ることができます。

この記事では、野菜の皮や茎、余った食材をおいしく変身させるレシピから、食材を長持ちさせる保存テクニックまで、今日からすぐに実践できる方法をご紹介します。

この記事を読めば、あなたの台所からSDGsを始められるだけでなく、食費の節約にもつながりますよ。「捨てる」から「活かす」へ。さあ、一緒に食材を無駄にしない料理の世界を探検しましょう！

なぜ食品ロス削減が大切？台所から始めるSDGs

食材を最後まで使い切ることは、実は地球環境を守る大切な第一歩です。

家庭から出る食品ロスの多くは、野菜の皮や茎、種などを捨ててしまう習慣や、買いすぎ・作りすぎが原因と言われています。

しかし、普段捨ててしまいがちな部分にこそ、豊富な栄養が含まれていることも少なくありません。食材を丸ごと活かすことは、環境負荷を減らすだけでなく、私たちの健康や家計にも良い影響を与えてくれるのです。

食品ロスを減らすためには、以下の3つのポイントを意識することが大切です。

これらの小さな取り組みが、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」の実現に貢献します。あなたの台所から、持続可能な生活を始めてみませんか。

これまで何気なく捨てていた野菜の皮や魚のアラも、工夫次第で立派な一品に生まれ変わります。栄養満点で美味しい、驚きの活用レシピをご紹介します。

野菜の皮や茎には、実の部分以上に栄養が含まれていることがあります。

大根の葉：カルシウムが豊富な大根の葉は、細かく刻んでごま油で炒め、醤油やじゃこを加えれば、ご飯が進む絶品ふりかけになります。
にんじんの皮：βカロテンが豊富な皮は、きんぴらにするのがおすすめです。ごま油で炒めて醤油とみりんで味付けするだけで、立派な副菜が完成します。
ブロッコリーの茎：固い皮をむいて薄切りやスティック状にすれば、炒め物やスープ、サラダの具材として美味しくいただけます。食感のアクセントにもなりますよ。

玉ねぎの皮、にんじんのヘタ、セロリの葉など、調理で出た野菜くずを水から煮出すだけで、旨味と栄養が凝縮された「ベジブロス（野菜だし）」が作れます。

コンソメやだしパックの代わりとして、スープやカレー、煮物に使えば、料理に深いコクと風味を加えてくれます。調味料を控えられるため、健康的でやさしい味わいになります。

魚や肉も、余すところなく活用できます。

食材を無駄にしないためには、購入した食材を新鮮なうちに使い切ることが重要です。適切な保存方法をマスターすれば、食品ロスを減らし、家計の節約にも直結します。

野菜は、種類によって適切な保存方法が異なります。ちょっとした手間で鮮度が長持ちしますよ。

葉物野菜（ほうれん草、レタスなど）：湿らせたキッチンペーパーで根元を包み、ポリ袋に入れて野菜室で立てて保存すると、鮮度が1週間近く持続します。
根菜類（じゃがいも、玉ねぎなど）：新聞紙に包んで、風通しの良い冷暗所で保存するのが基本です。りんごと一緒に置くと、りんごから出るエチレンガスがじゃがいもの発芽を抑えてくれます。
使いかけの野菜：ラップでぴったりと包み、早めに使い切りましょう。細かく刻んで冷凍保存するのも便利です。