【小学生・中学生向け】3R(スリーアール)って何?地球を救う3つの合言葉!
「最近、よく聞く『3R』ってなんだろう?」 「スリーアールって読むのは知ってるけど、くわしい意味はわからない」
大丈夫!この記事を読めば、3Rのことがすっきり分かります。3Rは、わたしたちの未来の地球を守るための、とっても大切な3つの合言葉です。学校の宿題や調べ学習にも、ぜひ役立ててくださいね。
3R(スリーアール)って、なんの略?
3Rとは、環境を守るための3つの行動の英語の頭文字をとった言葉です。
- Reduce(リデュース)
- Reuse(リユース)
- Recycle(リサイクル)
この3つの「R」をまとめて、「3R(スリーアール)」と呼びます。地球の資源を大切に使い、ごみをできるだけ減らすための重要な考え方なんです。
地球を救う3人のヒーロー!3Rの仲間たちを紹介するよ
3Rの3つの言葉には、それぞれ大切な意味があります。地球を守るヒーローたちを一人ひとり紹介するね!
① Reduce(リデュース):【ごみを「減らす」ヒーロー!】
リデュースは、ものを大切に使い、ごみの量を「減らす」ことです。これが3Rの中で一番パワフルで、最初に挑戦したいヒーローです!
<リデュースの具体例>
- マイボトルや水筒を持ち歩いて、ペットボトル飲料を買う回数を減らす。
- 買い物に行くときはエコバッグを持って行き、レジ袋をもらわない。
- 食べ残しをしない。食べられる分だけお皿によそおう。
- シャンプーや洗剤は、詰め替え用の商品を選ぶ。
できそうなことはあるかな?1人がこれを実践するだけで、どれだけ多くのゴミが減るか想像してみよう!
② Reuse(リユース):【「くり返し使う」ヒーロー!】
リユースは、一度使ったものをすぐに捨てずに、「くり返し使う」ことです。
<リユースの具体例>
- サイズが合わなくなった服を、兄弟や友達、フリーマーケットでゆずる。
- いらなくなったおもちゃを、他の人に使ってもらう。
- プリントの裏側を、メモ用紙やお絵かきに使う。
- ジャムの空きびんを、小物入れとして使う。
ついゴミ箱に捨ててしまいそうですが、いったん立ち止まり、「まだ使えるかも?」と考えることがとても大切なんです。
③ Recycle(リサイクル):【「資源として生まれ変わらせる」ヒーロー!】
リサイクルは、使い終わったものをきちんと分別して、もう一度「資源として生まれ変わらせる」ことです。
<リサイクルの具体例>
- ペットボトルや牛乳パック、食品トレーなどを、ルールに従って分別してごみに出す。
- ノートや新聞紙などの古紙を、リサイクルに出す。
リサイクルされたペットボトルは服の繊維になったり、牛乳パックはトイレットペーパーになったり、新しいものに生まれ変わります。ただ、全て燃えるゴミで出してしまうと、捨てる時は楽ですが、そのゴミの中に混じった資源は燃やされて終わりです。
ゴミ箱に捨てる前に、分別できるかどうか考えてみましょう。

3Rには、取り組むと効果が高い「優先順位」があります。
1位:リデュース(ごみ自体を出さないのが一番!) 2位:リユース(ものをそのままの形でくり返し使う) 3位:リサイクル(ごみにはなるけど、資源として再生する)
リサイクルも大切ですが、資源を生まれ変わらせるためには多くのエネルギーが必要です。だから、まずはごみを出さない「リデュース」が最強のヒーローなんです!
3Rは最強のエシカル消費!「選ぶ力」で未来を変えよう

3Rを意識することは、実は「エシカル消費」という、未来を考えるすごくカッコいいお買い物スタイルにつながっています。
エシカル消費とは、ただ「欲しい!」だけでモノを選ぶのではなく、「これは誰が、どこで、どうやって作ったのかな?」「これを買うことで、地球や誰かのためになるかな?」と、少しだけ想像力を働かせてお買い物をすることです。
でも、お店にはキラキラした新商品がたくさんあって、全部欲しくなっちゃうよね。その気持ち、すごくよく分かります。だからこそ、「選ぶ力」を身につけることが、君をちょっと大人にしてくれる、最高のスキルになるんです。
欲しくなったら、宝さがしの始まり!
新しい文房具、流行りのグッズ。「あれもこれも欲しい!」って思うのは自然なこと。でも、すぐに飽きてしまって、引き出しの奥で眠っているモノ、ありませんか?
エシカル消費は、たくさんのモノの中から「自分にとっての本当の宝物」を探し出す冒険のようなものです。すぐに壊れてしまうモノではなく、長く相棒になってくれるような、たった一つの大切なモノを見つけ出すこと。
おこづかいを貯めて、ずっと欲しかったものを手に入れた時の、「やったー!」っていう気持ち。その大きな喜びは、かんたんに手に入れたモノの何倍も大きくて、ずっと心に残るはずです。そして自然と大切にして、長く使えるものになるのです。
「長く使える宝物」を見つけるための3つの質問
すぐに壊れるものではなく、長く使えるものを選ぶには、ちょっとしたコツがあります。モノを買う前に、心の中でこの3つの質問をしてみてください。
- 「これ、作りはしっかりしてる?」 手に取ったとき、ペラペラですぐに壊れそうじゃないかな?素材がじょうぶで、作りがしっかりしているモノは、大人になるまで使えるかもしれません。
- 「来年の自分も、これを好きでいられるかな?」 今すごく流行っているキャラクターやデザインも素敵だけど、来年には飽きてしまうかも…?シンプルで、ずっと好きでいられそうなデザインを選ぶのも、大切な「選ぶ力」です。
- 「もし壊れたら、直せるかな?」 ちょっとしたことで捨ててしまうのではなく、修理して使い続けられるかな?例えば、芯を入れ替えられるペンや、部品を交換できるものなど、メンテナンスできるモノは最高の相棒になります。
【今日からできる!】君だけの小さな3R
もし、夏休みや冬休みの課題・宿題で3Rについて出た場合、簡単にできることから実践してみては?
- ペン一本から始める: 100円のペンを何本も買う代わりに、少し高くても、インクを交換できるお気に入りの一本を大切に使ってみる。
これは=「リデュース(Reduce)」です。
理由: すぐに使い捨てになるペンを何本も買うのをやめることで、将来的に出るごみの量そのものを「減らして」います。また、一本のペンを長く大切に使うことは、ものを繰り返し使う「リユース(Reuse)」の精神にもつながっています。 - お手入れをしてみる: 今持っているおもちゃや文房具を、きれいに拭いて、大切に扱ってみる。これだけでモノは長持ちするし、愛着もわいてきます。
これは=「リユース(Reuse)」の素晴らしい実践例です。
理由: 今あるものをすぐに捨てずに、くり返し大切に使うための具体的な行動だからです。お手入れをしてモノを長持ちさせることは、新しいものを買う頻度を減らすことにもつながるため、間接的に「リデュース(Reduce)」にも貢献しています。 - ゴミを正しく「分ける」:ペットボトル、牛乳パック、食品トレー、かん、びん。これらは混ぜてしまうとただのごみですが、きちんと分ければ未来の資源になります。
これはもちろん=「リサイクル(Recycle)」です。
理由: 使い終わったものを、ルールに従ってきちんと分別し、もう一度「資源として生まれ変わらせる」ための具体的な行動だからです。
このように、一つひとつのモノを大切に選び、長く使い続けること(リデュース&リユース)は、ごみを減らし、「ごみを正しく分別し、リサイクル製品を選ぶ」ことは、未来の資源を守るため地球の資源を守る(リサイクル)です。これこそが、わたしたちが毎日できる、一番身近でパワフルな地球を守る行動なのです。
エシカル消費について、もっと深く知りたい人はこちらもみてね。
まとめ
わたしたちが毎日する一つひとつの小さな選択が、未来の地球を大きく変える力を持っています。3Rとエシカル消費をヒントに、君らしい方法で、地球を守るヒーローとしての一歩を踏み出してみてください!









