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SDGs先進国ニュージーランドはエコが生活の一部

SDGs先進国ニュージーランドはエコが生活の一部

大好きなブランド、推しの会社などありますか?
ずいぶん以前、モノを買う時に、その商品を提供している会社の取り組みや考えを知って、応援する姿勢を消費者ももつべきだという記事を読んだことがあります。

どちらかというと「自分が欲しい」と思って買うことが多いですよね。

でも、ミニマムな生活やエコを考える消費者は、自然と「好きなブランド」を確立して、そのブランドの社会的取り組みも考えているような気もします。

今回は、そういった考えが根付き、環境や社会のことを考える姿勢が強い国、ニュージーランドの暮らし方について触れていきたいと思います!

オーガニックとは少し違う「エシカル消費」としての考え方

オーガニック製品は、最近多くの人が意識して取り入れていますよね。
特に、アレルギー体質や小さなお子さんがいるご家庭では、オーガニックを選ぶ人も多いのではないしょうか。

オーガニック製品を選ぶということは、自分や家族の健康を守るという意識も働いていて、非常に素敵な選択肢だと思います。

ではエシカル消費はオーガニックと何が違うのでしょうか。

エシカル消費は、消費者はもちろんのこと、環境にとっても優しく、その製品を購入することで社会の問題の解決にかかわるという意味も加わっています。

不当な安い賃金で作られた商品を安く購入するより、正当な賃金で労働者を雇う企業の製品を応援するなど、自然や伝統を守る以外のさまざまな取り組みを応援する意味で、モノを買っていくというイメージですね。

ニュージーランドでは、Z世代の間でエシカル消費に対する考え方や重要性が浸透しているのです。

このような目線で若い世代が商品を選ぶことができるのは、本当にすばらしいですね。

ゴミ排出量「0」宣言を都市が宣言!

消費者の考え方も大切ですが、自治体としての取り組みを実践しているのがニュージーランドです。有名な話としては「オークランド市のゴミ排出量を2040年までにゼロにする宣言」です。

ゴミをゼロにするなんてできるのでしょうか?自分の家庭ゴミを振り返ってみても、週2回のごみ収集がなければ、たちまち自宅はゴミの山になってしまうだろうなと容易に想像がつきます。

もちろん、家庭単位でゴミをゼロにすることは不可能なので、出してしまったゴミはリサイクルするという市としての大きな取り組みがあってのことです。

オークランド市は、全家庭に生ゴミ専用のゴミ箱を配り、家庭ごとに生ゴミの有効活用を促進するという、きちんとしたフォローを実行しています。

このような税金の使い方なら、大歓迎ですよね。

学校で環境教育をおこない幼稚園から学ぶことができる

ニュージーランドの環境保全の考え方は、マオリ族の「人は自然環境の一部の存在」の考え方を取り入れたものです。

国内の三分の一の幼稚園や学校がカリキュラムとして実施しています。

人の行動により環境問題が引き起こされていることを、子供のころからきちんと知り、どうすれば良いかを話し合うことで、人ごとではない自分ごとに置き換えることができるのです。

また、子供の意識が変われば自然と親の意識改革にもつながり、国全体で自然と人間の関係をみなおすきっかけとなるわけです。

学校でも校舎内にコンポストが設置され生ごみの回収をおこない、植樹活動もおもなう。体験と授業によって自然環境保全の重要性を学んでいくことになるのです。

日本で応援したくなるエシカル消費に取り組む企業はどこ?

ところで、日本ではどのような取り組みがなされているのでしょうか?
テレビCMなどでながれているかもしれませんが、見逃している場合が多いのではないでしょうか。

この機会に、どんな会社が、どんな取り組みを行なっているかを知って、推しの企業を探すのも良いかもしれないですよ。

(1)石鹸、洗剤の無添加で探すと出てくる「サラヤ株式会社」

ヨガやオーガニック系の雑誌にも広告をみることがよくあります。

・マレーシア・ボルネオ島での生物多様性保全活動
・岡山県西粟倉村の森づくりの支援

などを行なっているようです。

(2)ハンドメイド化粧品「ラッシュジャパン合同会社」

・約9割の商品がヴィーガン対応
・動物実験をしない
・原材料、商品開発、パッケージ資材調達は、再生可能かどうかを最優先にしている

(3)コンビニでお馴染み、セブン&アイFood Systems

添加物なども極力おさえてあると、雑誌などでみかけることも多々あります。

・石油依存の低減、廃棄物の削減を目指した循環型システムの構築

その他、2030年までに持続可能なコーヒー栽培を推進することを目指し、再生農業に1500億円の投資を行う「ネスレ」など、私たちの知らないところで、さまざまな企業が地球環境を守るための取り組みを行なっています。

まとめ

地球環境を守るエコな生活は、時間や知識が必要だと考えがちではないでしょうか。
私も、エコを生活に取り入れるというと、あまりイメージがつきませんでした。

でも、毎日購入する商品のルーツを知ったり、企業努力を行なっている会社を応援するなど、消費者としてできることもたくさんあるのも事実です。

ニュージーランドの取り組みまではいきなりできませんが、ぜひ、その手に取ったモノ。捨てようとしているモノ。本当に必要か?本当にゴミか?どのような企業努力があるのかなどに、ちょっとだけ興味をもって、環境視点でお買い物していただけると嬉しいです。

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