添加物って難しそう。健康と地球環境を守るために知っておきたい最低限のこと
生活をする上で、もはや摂取しないなど不可能なくらいどの製品にも含まれている添加物。
使ってはダメ!というよりは、食べたり使用すると危険なものや、それらが含まれていることで懸念される健康被害や環境破壊について知っておくことは大切です。
ちょっとした知識で選ぶものが変われば未来も大きく変わる!
今日は添加物の必要性と問題点について、簡単にご説明していきましょう。
添加物が必要な理由
まず、お店に行くとたいていの食品は、色が綺麗で新鮮さを保っています。
さまざまな流通経路をたどり、長時間お店で売られているにもかかわらず、購買意欲をそそられる綺麗な食品は、食品添加物によって色付けされたり鮮度を守られたりしています。
お肉などを腐らず食べることができるのも、食品添加物のおかげなのです。
つまり、安心して食品を購入しようとすると、添加物なしの食材は私たちの生活にかかせないものとなっているのです。
また、市販されている調理済み食品の添加物の含有量は、安全性が確認された量までと制限されているため、摂取しても問題はないと言われています。
しかし、長期的な摂取がどのような被害があるかはわかっていないことと、さまざまな食品添加物をとり続けることで全体の量として問題ないのかなども、調査はなされていません。
近年、増え続けているアレルギーやガンといった病気、子供の集中力の欠如などは、添加物の影響があるのではないかと言われていますよね。
子供にかぎったことではなく、腸内にはたくさんの細菌がすみつき、私たちの健康を守っています。
添加物は良しも悪しも菌を殺したり繁殖をおさえこんだりします。
つまり、体内に取り入れることで、腸内環境の悪化のリスクにつながる可能性があるのです。
もちろん、すべての添加物でそのようなことが起こるわけでもないため、一概に全て悪いとは言えないですよね。
食品だけに限ったわけではありません。化粧品や食器・衣類用洗剤、シャンプーなど、実にさまざまなものに添加物は使用されています。
洗浄力をあげるために使用されているものが多く、泡立ちをよくするために使われているものもあります。
少し手で擦っただけで泡立ちが良いもののたくさんありますよね。
便利さや美しさを追求したことで添加物が使用されているものもたくさんあるのです。
添加物が地球環境に与える問題
添加物が安全に食べ物を食べるためや、便利で安心して物を利用するために必要なものであることを理解した上で、地球環境にどのように影響していくかを取り上げてみましょう。
たとえば、石鹸や洗剤などは洗って流されていきますよね。
手や髪、衣類を綺麗に洗うたびに水質汚染へとつながってしまうことになるのです。
家庭から下水道等に排出される化学物質の中で量の多いものは洗剤です。
もちろん、下水道や浄化槽の整備が進み直接河川へ流れ出ないよう対策が行われていますが、多くの家庭で毎日使われるため、全てを浄化できているとは言い切れません。
健康についてふれてみると、頭皮は人間の毛穴の中でも大きなものであるため、使用しているシャンプーがどのような成分であるかを知っておくことは、とても大切です。
化粧品が毛穴からしみこみ肌をツヤツヤにしてくれるように、シャンプーなども毛穴から体内にとりこまれる可能性は十分にあります。
環境を守るということは、自分を守ることにも直結するのです。
地球環境を考えた商品選びが自分の健康についても考えることになる
水道で流したり、ゴミとして出すときに、汚染物質となってしまうものはたくさんあります。
リサイクルできないものは埋め立てられて、土壌汚染にもつながります。
でもよく考えてみると、下水や土壌を汚染するようなもので、私たちの体を洗ったり、食事として体内に取り込んだりしているのです。
地球に優しい製品とは、結果的に自分の体にも優しい製品ということになるのです。
しかし、添加物を使わない商品は、添加物をつかうものと比べ、使用期限が短かったり、さまざまな工程や作業が必要となってしまい、どうしても値段も高くなってしまいます。
それくらい添加物は安価で作ることができるのです。
毎日使うものをしっかり選んだ上で、やはり値段とも相談しつつ、自分が何を一番大切にしたいかを考えて商品を選んでいきたいものですよね。
まとめ
今回は、添加物についてふれてみました。
詳しく調べると、非常に複雑で不透明なこの話題ですが、まずは便利さの裏には様々な問題も潜んでいることをご理解いただければ嬉しいです。
自分の健康を人頼みにせず、しっかり「知る」ことで、守っていきたいですよね。